2020年2月22日土曜日

あたりまえヨガ vol.3 〜立位・歩行編〜

ごきげんよう。宮森です。


来月の3月15日(日)に長野県上田市にてHIROKIくんとヨガイベントを開催します。
イベント名はBODY Learn YOGA(英語が合ってるのかは知りません馬鹿なので)。
概要はHIROKIくんが書いてくれているので、彼のブログにGO!!
*お申込みは私のLINEにご連絡ください^^


本日はBOGY Learn YOGAに向けて私が座学を担当するあたりまえヨガ vol.3 〜立位・歩行編〜について少しネタバレしようと思います(当日に触れないことも書いてるかもしれません)。
ご参加される方は基礎知識として、ご参加されない方でも読み物としても体の役に立てる内容かと思います。


同じような感じで同日に開催される解剖学ヨガ 〜背骨編〜についてもチラッとネタバレしているのでご興味のある方はコチラの記事をお読みください。



あたりまえヨガとは


突然ですが、あたりまえヨガのネーミングの元ネタはCOWCOWさんのあたりまえ体操です。




動画を再生していただくとお分かりになりますが、最初のネタで「右足を出して左足出すと歩ける♪」というものがあります。
実際には歩けない人が病院にはいっぱいいて、私はそう言った方々のリハビリに従事しておりましたが…。


さて、この記事をお読みの方は、おそらくは体に多少の不調があったとしても、五体満足で生きていると思います。
それこそ“あたりまえ”に寝て、起きて、立って、歩いて、1日を過ごしていることでしょう。
ところで私は普段、そんな“あたりまえ”な動作ができずに困っている方を相手にすることが多い職業です。


膝が痛くて立ち上がりがツラいとか
膝が痛くて立ち上がりがツラいとか


体の不調が悪化していけば関節の変形なども生じるわけですが、大抵の場合は変形がなくても不調があることがあり、そのような場合には“体の動かし方”に問題があることが多いです。
と言うことは、その“体の動かし方”を知ることは、将来に起こりうる関節変形だけでなく、痛みなどの不調を最小限にできる可能性があります。


さて、“体の動かし方”を学ぶ方法として、各種のボディワークがありますが、それぞれの姿勢や動かし方は基準が違い、中には日常生活では行わないような動作があります。
ヨガでは足を閉じて立つのが基本姿勢になりやすいですし、武道などでは足幅を広くとって立つのが基本姿勢になりやすいです。
この時点で重心移動ができる幅や体の関節運動のつながりも変わってくるので、万人に共通する動きとは言いにくいと考えられます。


万人がこの開脚をするか?必要か?と言ったら違うと思います
万人がこの開脚をするか?必要か?と言ったら違うと思います


さて、ヨガや武道などの動作はある程度の身体能力が備わってから獲得するものですが、ほとんどの人が同じように成長とともに獲得する動作というものがあります。
それが赤ちゃんの頃から徐々に獲得していく寝返り、起き上がり、坐位、立ち上がり、立位、歩行といった“あたりまえ”な動作であり、これら運動の獲得過程を運動発達と言います。


で、今回は歩行がメインなのです
で、今回は歩行がメインなのです


運動発達に基づいて、あたりまえヨガ vol.1では寝返り・起き上がり・四つ這いまでを、あたりまえヨガ vol.2では四つ這いから立ち上がり・坐位姿勢までを取り扱ってきました。
そして今回のあたりまえヨガ vol.3では立位・歩行を取り扱っていきます。


ヨガにおけるAsanaは時としてマット上だけで行うような非日常のものとなりかねませんが、あたりまえヨガは“ヨガ”という名前を冠していますが、運動発達で獲得する動作を元に、日常生活で行うあたりまえな動作を見直して、再獲得し、日常生活に直接的に活かしていこうというものです。



立位・歩行とは

ところで、人は立つために立ちませんし、歩くために歩きません。



人は何のために立ち、歩くのか?
人は何のために立ち、歩くのか?


立つときはその後の移動につなげるために立ちますし、そこで静止する場合は何か作業をするために立ちます。
移動につなげるとは、五体満足で生きている方は立ってから歩くでしょうし、車イスの方は例えばベッドから車イスに乗り移るために立ちます。
厳密に立ちっぱなしということはありませんが、料理をしたり、洗濯物を干したり、最近ではスタンディングデスクと言って立ちながらパソコン作業など仕事をする企業も増えてきているので、立位は作業姿勢としても必要です。


立位は作業姿勢でもあります
立位は作業姿勢でもあります


同様に、歩くときは何か目的を持って歩きます。
例えば、家の中では洗面所やトイレや自室に行くために、外では学校や仕事に行くために歩きます。
つまり、歩行は五体満足な方にとってはメインの移動手段なのです。
それだけに何かをきっかけに歩行に不都合が生じると、かなりの制限を受けることになります。



さまざまな補助具もありますが、それでも不都合は生じます
さまざまな補助具もありますが、それでも不都合は生じます


誰に習うわけでもなく、“あたりまえ”に獲得してきた立位・歩行には個人差が大きい部分もありますが、今回はこれらを改めて見直していき、必要最低限のポイントを絞って実践を交えて練習していきます。



特殊な歩き方の是非

ところで歩き方はいろいろあります。
今回のあたりまえヨガ vol.3では、いわゆる理学療法士さんなどが学ぶ教科書的な内容が中心となっています。
しかし、世の中にはさまざまな歩き方があり、ナンバ歩きなどが日本では有名です。


竹馬のように右手と右足、左手と左足を同時に出す歩行です
竹馬のように右手と右足、左手と左足を同時に出す歩行です


私はこう言った特殊な歩き方については学んだことがないので個人的な見解になりますが、これもまた万人が獲得するものではなく、ある一定の訓練を得て習得できる特殊なスキルだと考えています。

ナンバ歩きは古くは浮世絵に描かれており、江戸時代以前には一般人の間では広く行われていたが、西洋文化や生活様式が浸透するに従ってなくなった、と言う説があるようです。

着物や帯刀をしていると体をひねる動きでは着物が崩れて歩きにくいからだとか農耕作業の際に体をひねると効率が悪いからと言った理由でナンバ歩きが浸透していたとも言われています。


確かに着物を着ると歩き方は変わりますね
確かに着物を着ると歩き方は変わりますね


確かに、私が学んだような筋肉の活動や歩行の形態がまとめられている書籍のもととなったデータは、着物などではなく動きやすい服装(Tシャツ・短パンとか)で、平らな屋内で撮影・観察されたデータが元になっているので、ナンバ歩きとはまた違ったデータとなります。

私はナンバ歩きに関するデータなどを見たことがないので分かりませんが、きっとメリット・デメリットの両方があることでしょう。

ただ私は一般人までもナンバ歩きをしていた、と言う説には疑問を抱いています。

もし、歩行形態が文化の違いからくるものだとすれば、文明との接点がない・少ないような未開の地や遊牧民族の方々の歩行形態は極端な服装による影響もないため、ある意味でヒト本来の歩き方をしているはずです。
いくつかYouTubeでチェックしてみましたが、どの国と地域でも基本的には手を足が交互に出る歩行形態をしています。



それに歩き方って習わないので獲得した歩き方が自然なはず
それに歩き方って習わないので獲得した歩き方が自然なはず


もちろん、私はナンバ歩きをはじめとした様々な歩行形態を否定したいわけではありません。

それぞれにメリット・デメリットはあるはずですが、ヒトが自然に獲得する本来の動作か?と言われたら疑問だということです。
ということで改めて、今回は教科書的な歩行について取り上げていきます。



歩行はジェットコースター


一般的に言われている歩行の理論の中に、歩行はジェットコースターと同じと言うものがあります。



重心の上下動はこんな感じになっています
重心の上下動はこんな感じになっています


立った時と比較して、足を出して両足が接地する時には足を前後に広げた分や少し膝が曲がっている分だけ重心が下に移動します。
このように歩行は高い位置にあった重心が前下方に移動する勢いを利用して行っています。
ヒトの歩行はあえて自分からバランスを崩すことで行いますが、このように位置エネルギーを運動エネルギーに変換して行っているので、実はかなり効率の良い歩行形態だと言えます。
ただ、勢いに任せるのではなく、下肢の筋肉を中心に勢いにブレーキをかけたり、逆にアクセルとして勢いをつけたりしながらコントロールして歩いています。


また、近年はロボット技術の進歩が著しいですが、HONDAのASIMOなどは膝の部分が曲がっているロボットが多いです。



ロボットは膝が曲がっているものが多いです
ロボットは膝が曲がっているものが多いです


膝を曲げた分だけ重心の位置が低くなり、また膝のクッション作用を使いやすくなるので安定はしますが、この姿勢で歩いてみるとお分かりになると思いますが太ももがパンパンに張ってきます。
今回は詳細は省きますが、ヒトの歩行においても膝が伸びる時期が2回あります。
この膝の伸びが阻害されると、かなり歩行に支障をきたしやすく、やはり直立二足歩行という形が効率的でまずは獲得したい歩行形態なのだと思われます。


当日は歩行におけるポイントを絞ってさまざまな練習を実践していきます。



当日のスケジュール


私たちのFacebookページにも書いてありますが、当日は以下のようなスケジュールで開催していきます。

■クラススケジュール
3/15(日)
①10:00〜11:30(90分)
○解剖学ヨガ・背骨編
*座学資料付き、実践の動画撮影可
料金:5000円
長谷川・宮森
 

②12:00〜14:00 (120分)
○あたりまえヨガ・歩行編
*座学資料付き、実践の動画撮影可
料金:5000円
長谷川・宮森
 

③14:30〜15:30(60分)
○フルパワーヨガ・可動域向上
*実践の動画撮影可
料金:3000円
長谷川

⭐️全クラス参加の場合12000円⭐️
 

■会場
「犀の角」の3階にあるスタジオを借りました。
http://sainotsuno.org
 

■その他
・9:30〜会場内に入れます
・料金は当日現金でお支払いです
・女性更衣室あります
・会場に駐車場はありません(お車でお越しの際はお近くの有料駐車場をご利用ください)
・定員は各クラス20名です
・ヨガマットをご持参ください
・会場内には飲み物の自動販売機はありません
 

■申し込み方法
LINEかメールでお名前と参加クラスを送ってください。
長谷川・宮森どちらにご連絡いただいても構いません^^
 

*長谷川弘樹
・LINE
https://lin.ee/mgBWKfb
・メール
bb.yo.hiroki@gmail.com


*宮森大地
・LINE
https://lin.ee/mIgzkZq
・メール
atarimae.yoga2019@gmail.com


あなたのご参加をお待ちしております!


本日の一曲:インフルエンサー/乃木坂46
*注目は3分37秒からの生駒里奈さんと、3分42秒からの伊藤万理華さんです。




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